昨季も引退考えた真央 今季好調も体は悲鳴「疲労で限界を感じる時がある」

[ 2013年4月14日 06:25 ]

キスアンドクライで「ジュリアナダンス」を踊る浅田(左は高橋)

フィギュアスケート世界国別対抗戦第3日

(4月13日 東京・国立代々木競技場)
 フィギュアスケート女子で10年バンクーバー五輪銀メダリストの浅田真央(22=中京大)が13日、ソチ五輪シーズンとなる来季限りで現役を引退する意向を明かした。

 昨季終了後にも、スケートをやめるか迷っていた。11年12月に母・匡子(きょうこ)さん(享年48)が死去、自身の代名詞・トリプルアクセルもまったく決まらず世界選手権は6位。いつもはすぐに次の目標を設定する浅田だが、競技への意欲を失った。トレーニングから離れ、各地のカフェを巡るなどしてリフレッシュ。姉・舞さん(24)の支えもあり、情熱を取り戻した。

 今季は開幕から5連勝と絶好調だったが、自身の肉体の変化にも気づいていた。昨年12月のGPファイナルでは、棄権も考えるほどの腰痛に襲われた。「疲労で限界を感じる時がある。年を取ったなあって思います」。最高のパフォーマンスを見せられる時間が残り少ないことは、浅田自身が一番よく理解している。

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