トップLの壁は厚かった…帝京大、パナソニックに完敗

[ 2013年2月11日 06:00 ]

<パナソニック・帝京大>前半、帝京大・中村(中)は、ニ人がかりのタックルに倒される

ラグビー日本選手権2回戦 帝京大21-54パナソニック

(2月10日 秩父宮)
 学生王者の帝京大はトップリーグ3位のパナソニックに前半14―19と食らいついたが、21―54の完敗に終わった。トップリーグ勢撃破は来季へ持ち越しとなった。神戸製鋼はコカ・コーラウエストに45―29で勝って準決勝進出。ベスト4はトップリーグプレーオフ進出の4チームと同じ顔ぶれとなった。

 厚い壁にはね返された。1軍半のパナソニックに33点差の完敗。帝京大の岩出監督は試合後「少し淡い期待を持ちながら臨んだが、実力不足を痛感した。要所で集中力が欠けた」と振り返った。本気で勝機を探っていたからこそ、反省の言葉に悔しさがにじんだ。

 消耗した後半は自陣で反則を繰り返し、防戦一方だったものの、前半はほぼ互角。CTB荒井の連続トライで14―19。史上初の大学選手権4連覇を果たした学生王者の意地は見せた。来季新主将になるSO中村は「(力は)雲泥の差ではない。あとは自分たちの努力次第」と今季まで明確な目標になかったトップリーグ勢撃破を、1年かけて狙っていく。

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2013年2月11日のニュース