五輪招致レース本格化 澤、鈴木らが「立候補ファイル」提出

[ 2013年1月7日 18:21 ]

2020年夏季五輪開催を目指す「立候補ファイル」の提出に訪れたIOC本部前で、報道陣の質問に答える澤穂希選手と東京の招致委の水野正人専務理事

 2020年夏季五輪開催を目指す東京の招致委員会は7日、詳細な開催計画を説明した「立候補ファイル」をスイスのローザンヌにある国際オリンピック委員会(IOC)本部に提出した。8日から国際プロモーション活動が解禁となり、9月7日の開催都市決定に向けてイスタンブール(トルコ)、マドリードとの招致レースが本格化する。

 東京はリオデジャネイロに敗れた16年五輪に続いて立候補した。サッカー女子日本代表の澤穂希選手(INAC神戸)らとともに、IOCのジルベール・フェリ五輪統括部長らにファイルを手渡した水野正人専務理事は「16年五輪招致で多くのことを学んだ。さらに新しいアイデアを入れて素晴らしい計画ができた」と自信を見せた。

 立候補ファイルは開催ビジョンや財政、会場配置や輸送など、IOCが設定した14項目の質問に答える形で、昨年2月に提出した申請ファイルより詳細に開催計画を説明する。東京は中央区晴海に建設予定の選手村から半径8キロ圏内に競技会場の85%を配置した「コンパクトな五輪」を打ち出している。8日に東京で記者会見して内容を公表する。

 7日はファイル提出の期限で、東京に続いてイスタンブールはカディル・トプバシュ市長らが持参し、マドリードは招致委のアレハンドロ・ブランコ会長らが提出した。(共同)

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