東龍 母の命日に昇進決まる「墓前に報告行きたい」

[ 2012年11月29日 06:00 ]

新十両を決め喜びの表情の東龍

大相撲初場所番付編成会議

 相撲留学を経て角界入りした25歳の東龍は明徳義塾高2年のときに心臓の病で亡くなった母・ツェルマーさん(享年48)の命日に新十両昇進が決まった。福岡県須恵町の玉ノ井部屋宿舎で会見し「当時は母が亡くなったとは信じられなかった。いつになるかは分からないですが(母の墓前に)昇進の報告に行きたい」と感無量の表情を浮かべた。

 明徳義塾高から福岡県の九州情報大に進学。初土俵から約4年で同大出身として初の関取の座を射止め「福岡は第二の故郷。うれしい」と話した。1メートル91の大柄で、右四つから左上手を取ると力を発揮するだけに「浅香山親方(元大関・魁皇)のような、上手を取る相撲を目指したい」と目標を掲げた。

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2012年11月29日のニュース