日体大が北朝鮮遠征 サッカー、柔道部など46人

[ 2012年11月9日 17:18 ]

 日本体育大は9日、サッカー、柔道、レスリング部の学生ら46人がスポーツ交流を目的に北朝鮮に遠征すると発表した。11日に出発し、17日に帰国する。12日からの5日間は平壌に滞在し交流試合などを予定している。

 日本政府は2006年の北朝鮮によるミサイル発射を受けた経済制裁の一環で、国民に北朝鮮への渡航自粛を要請している。団長を務める日体大の松浪健四郎理事長(66)は「体制が変わったことで雪解けも感じている。20年五輪招致をする国が近くの国と交流しないのは不自然」と説明した上で「スポーツ交流を通じて、お互いの扉を開けようという思い」と狙いを話した。

 遠征に参加する全学生の両親から承諾を得たという。レスリングでは日体大OBでロンドン五輪代表の湯元健一選手(27)=ALSOK=もコーチとして同行する。

 日体大は9月に北朝鮮に対してスポーツ交流の意向を打診した。在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)を通じて招待する連絡があったという。

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