松山 ロケットスタートも失速「こんなもんス」

[ 2012年11月9日 06:00 ]

13番、バーディーパットを放つも決められず悔しがる松山英樹

男子ゴルフツアー スポニチ後援三井住友VISA太平洋マスターズ第1日

(11月8日 静岡県御殿場市 太平洋クラブ御殿場コース=7246ヤード、パー72)
 松山はロケットスタートがウソのように失速した。序盤の11番パー5で残り250ヤードから2UTで50センチに2オン成功。抜群のショットで楽々イーグルを奪うと、続く12番では6メートルのパットを沈めてバーディーとした。13番でも長いパットがカップをかすめるなど、悩みのタネだったパットにも復調の気配をうかがわせた。

 ところが「ちょっとずつショットのタイミングがずれていった」と16、17番で連続ボギー。18番パー5で1Wを右の林に大きく曲げると完全に歯車が狂った。「こんなもんス」と肩を落としたが、初めて同組で回った中嶋は松山を絶賛した。「彼を見ていると世界が見える。それだけスケールが大きい」と身体能力の高さにうなり、「最初から優勝を目指してプレーしている。目標が高い」と目を細めた。松山も連覇が懸かるだけに「あと3日間で少しずつ順位を上げていきたい」と気を取り直して追い上げを誓った。

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2012年11月9日のニュース