平塚　ヤケ酒で好スコア６８！５位に急浮上

１７番、アプローチがあわやチップインバーディーになりかける平塚哲二

男子ゴルフツアー　コカ・コーラ東海クラシック第３日

（9月29日 愛知県みよし市　三好カントリー倶楽部西コース＝７３１５ヤード、パー７２）
　ツアーきっての酒好きで、通算６勝の平塚哲二（４１＝甲賀ＣＣ）が５バーディー、１ボギーの６８で１８位から首位と２打差の５位に浮上した。二日酔いが残る体で熟練の小技が光った。６７で回ったＨ・Ｗ・リュー（３１＝韓国）が通算５アンダーで首位。石川遼（２１＝パナソニック）は７１で通算２オーバーの１６位とした。
【第３Ｒ成績】

　引き揚げてきた平塚の笑いが止まらない。５バーディー、１ボギーの６８で優勝圏内に突入。「こんなスコアで回れるとは。朝はふらふら。酔拳だな」と豪快に言い放った。

　７６を叩いた前夜はスポンサー企業の宴席に招かれ、飲んだくれた。やけ酒とばかり、ワインで乾杯後はお開きとなる午前０時まで４時間、シャンパンを一気飲み。一夜明けても、体は重かった。しかし、そういう時に限って思い切った戦略が実を結んだ。この日はショットをドローからフェードに変えると、見事に安定。１番で残り１１５ヤードをＡＷで１メートル弱に付けるバーディーを奪うと、その後も熟練の小技が決まって、観衆を酔わせた。首位に２差で迎える最終日。「難しいところでパーを拾っていって、バーディー１個を輝かせたい」。冷静な分析がはまれば、コースで勝利の美酒が待っている。

　▼９位・小田龍一　１５番は賞金がかかっているんですよね。１００万円と思って打ちました。（５０センチのイーグルパットを慎重に決める。２人いたため、均等割でイーグル賞５０万円獲得）