日馬へ成績を不安視する声も「連続優勝する前の星が悪い 安定感心配」

[ 2012年9月25日 08:47 ]

推挙の連絡が遅く脚を伸ばす日馬富士

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審、鶴田卓彦委員長)は24日、東京・両国国技館で12人の委員全員が出席して定例の会合を開き、秋場所で2場所連続全勝優勝を果たした大関・日馬富士(28=伊勢ケ浜部屋)を満場一致で横綱に推薦した。

 大関昇進後の成績を不安視する声もあった。

 岡本昭委員(岡安証券最高顧問)は3場所前の夏場所が千秋楽でやっと勝ち越したことに言及。「2場所連続優勝する前の星が悪い。平均10勝以上挙げてきたならいいが、今後は安定感について心配している。今まで横綱になって1回も優勝できなかった力士もいるわけだから」とさらなる奮起を促した。

 土俵の内外全てでお手本となることを求められる横綱の地位。その重みを痛感するときは遠くないはずだ。

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2012年9月25日のニュース