クレー射撃 内紛長期化で日本体協が「勧告」処分

[ 2012年9月25日 20:53 ]

 役員人事をめぐる内紛が長期化する日本クレー射撃協会に対し、日本体協が組織運営の改善を求める「勧告」処分を通知したことが25日、分かった。10月22日までに改善計画書の提出を求めており、今後の取り組みに改善がなければ、勧告より重い「資格停止」処分が科される。

 日本体協が昨秋に新設した処分規定は、指導、勧告、資格停止の順に重くなり、最後は退会となる。口頭による「指導」で改善が見られず、国民体育大会の準備、運営などに多大な迷惑をかけたとして、21日付で「勧告」処分となった。

 体協関係者は「3カ月ごとに書面で報告を求める。執行部の一本化ができなければ、来年の国体は資格停止になる」と述べた。

 クレー射撃協会は新旧執行部で役員改選の有効性を争った裁判がこの春に終結し、28日に臨時総会を開くが、正常化へのめどは立っていない。

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2012年9月25日のニュース