日馬へ苦言「けんかみたい」「張り差しなんかするな」

[ 2012年9月25日 08:41 ]

推挙の連絡が遅く脚を伸ばす日馬富士

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審、鶴田卓彦委員長)は24日、東京・両国国技館で12人の委員全員が出席して定例の会合を開き、秋場所で2場所連続全勝優勝を果たした大関・日馬富士(28=伊勢ケ浜部屋)を満場一致で横綱に推薦した。

 横綱免許状には「品格、力量抜群につき」の文言がある。

 張り手を多用する日馬富士の相撲態度について秋場所直前には鏡山審判部長(元関脇・多賀竜)が「品格」に苦言を呈し、この日の会合でも、一部委員から「けんかみたい」との意見も出た。

 沢村田之助委員(歌舞伎俳優)は「いろいろなタイプの力士がいてこそ面白い。ただ、張り差しなんかはしない方がいい。横綱は横綱の自覚を持って張り手は慎んでほしい」と厳しい口調で指摘した。

続きを表示

2012年9月25日のニュース