藍 体調回復で7年ぶりの優勝に意欲「応援が力に」

[ 2012年9月25日 06:00 ]

<日本女子オープン練習日>安福千乃(右)のバッグを見て笑顔を見せる宮里藍

 27日に開幕する女子ゴルフの国内メジャー、日本女子オープン(横浜CC)に出場する宮里藍(27=サントリー)は24日にコース入りし、アウトの9ホールをラウンドした。11月のミズノクラシックを欠場するため、これが今季国内2戦目、そして国内ラストマッチになる。コースについては「ラフが深くてフェアウエーが狭い。コースは凄くいい状態」と満足げな表情を見せた。

 2週前の全英女子オープンは26位だったが、途中まではしっかりと上位争いに加わった。英国から沖縄に帰郷すると「練習したのは3日ぐらい」とじっくり静養。米国→英国→日本と厳しい移動もこなしただけに、時差ボケ解消と体調回復を最優先し、7年ぶりの優勝を目指す今大会を迎えた。

 プロ2年目だった7年前には、2位に5打差をつけて涙のメジャー初制覇を飾った。最終日は大会最多の2万1018人を動員。4日間合計でツアー最多の4万8677人を記録した。「18番のギャラリーが凄かった印象がある」と宮里の記憶にも残っている。

 今年の舞台は、その時の戸塚CCから目と鼻の先にある横浜CC。主催者側はギャラリー4万人を想定しているが、今回は世界ランク1位のヤニ・ツェンや宮里美香も参戦。天候次第では7年前をしのぐ可能性もある。「自分のプレーを見に来てくださる方がいればプラスになる。応援してくれる人の力をお借りしながらプレーしたい」。何万人でも大歓迎。宮里にはその期待を受け止める準備ができている。

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2012年9月25日のニュース