山田委員「横綱らしい相撲を」矢野委員「土俵の外でも横綱らしく」

[ 2012年9月25日 06:00 ]

日馬富士の横綱昇進を全員一致で推薦した横綱審議委員会

横綱審議委員会 日馬富士を満場一致で横綱に推薦

 【横綱審議委員の声】

 ▼宮田亮平委員 ケガさえなければもっと早く横綱に上がれていた。小さな力士でも技の連続性といった芸術的な動きで、大きな力士を倒すことができるという新たな横綱像をつくってほしい。

 ▼守屋秀繁委員 どのくらい長く(横綱を)やっていられるかなという心配をする方が何人かいらっしゃいました。私としては他の力士の見本になるような横綱相撲を取ってほしい。

 ▼松家里明委員 全く文句がつけようもない成績だ。小が大を制すのが無差別級で行われる相撲のだいご味。品格について言われているが、闘争心がなければ格闘技でない。卑劣な手を使っているわけでない。

 ▼山田洋次委員 横綱らしいいい相撲を取ってもらいたい。一時は張り手が凄かったが、今場所は(横綱らしい相撲に)近い。堂々とした相撲になってきている。

 ▼内山斉委員 異存はない。横綱らしい堂々たる相撲を取ってほしい。(東西に横綱がそろい)より盛り上がるのが楽しみ。半面、日本人力士にもう少し踏ん張ってもらわないと。

 ▼北村正任委員 体が小さいのでケガをしないようやってほしい。残念なのは日本の横綱が出ないこと。日本の伝統、文化である相撲を後世に伝えられるよう日本人に頑張ってもらいたい。 

 ▼大島寅夫委員 体が小さいから、長く務めてもらえるようにお願いしたい。2場所連続で全勝だから、上げることには問題はない。

 ▼矢野弘典委員 土俵の上でも外でも横綱らしい振る舞いをしてほしい。地位が高くなればなるほど真正面から受け止める相撲をしてほしい。

 ▼船村徹委員 こちらから特に注文することはない。2人横綱になったのはいいこと。これを機にますます相撲界が発展することを期待している。

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2012年9月25日のニュース