医学部目指すホープ朝比奈 Jr選手権初優勝

[ 2012年9月10日 06:00 ]

 柔道全日本ジュニア選手権最終日は9日、埼玉県武道館で行われ、女子78キロ超級で15歳の高校1年生・朝比奈沙羅(渋谷教育学園渋谷)が初優勝。今春の東大合格者16人という進学校で医学部進学を目指すホープは、16年リオ五輪代表に意欲を見せた。同70キロ級は長内香月(17=高岡龍谷高1年)、同78キロ級は梅木真美(17=阿蘇中央高3年)がそれぞれ連覇。男子100キロ超級は今年4月の全日本選手権に出場した飯田健伍(18=山梨学院大1年)が制した。

 決勝は最大のライバル橋本から払い腰で技ありを奪い、決着。朝比奈は「決勝はポイントを取れて良かったけど、それ以外は全然ダメだった」と苦笑いを浮かべた。今年4月、体重無差別の全日本女子選手権で3位入賞。階級の中では機敏な動きが光るが、本来125キロ前後の体重が130キロまで増えており「夏で水分とか取りすぎて…。腰が回らなかった」と反省した。それでも医学部進学を目指し毎日最低2時間は机につくという15歳は「リオは最初で最後の五輪挑戦。自分に負けないように頑張りたい」と気持ちを切り替えた。

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2012年9月10日のニュース