誤審?で把瑠都に黒星 相撲協会に抗議の電話殺到

[ 2012年9月10日 06:00 ]

<秋場所初日>把瑠都(右)の左足が俵に残っているように見えるが、行司軍配は寄り切りで魁聖の勝ち。右は足元を見つめる東関親方

大相撲秋場所初日

(9月9日 両国国技館)
 把瑠都―魁聖戦は、明らかな誤審となった。土俵際に押し込まれた把瑠都は左足1本で残しつつ左上手投げ。把瑠都が土俵下に落ちる前に魁聖が先に左手をついた。だが、軍配は魁聖に上がり、物言いもつかず。

 大関戦初勝利となった魁聖は「負けたと思った。ビックリした」とホクホク顔。上位陣で唯一、黒星発進の把瑠都は「相手の手が先についてた。初日は難しい。体勢は悪かったけど…」とボヤいた。

 取組後には相撲協会に抗議の電話が殺到し、北の湖理事長(元横綱)も「(審判団は)ビデオ室と確認(の協議)があってもよかった」と渋い表情。土俵下にいた鏡山審判部長は「把瑠都の体は半分出ていた。流れは完全に魁聖。ビデオを見ながらなら、(物言いの)手を挙げられるが…」と必死に弁明した。

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2012年9月10日のニュース