愛璃 開幕戦V以来のトップ10、7位 一時の不振脱却

[ 2012年8月20日 06:00 ]

優勝こそ逃したものの7位タイに入り笑顔の斉藤愛璃

女子ゴルフツアー CATレディース最終日

(8月19日 神奈川県箱根町 大箱根カントリークラブ島松コース=6687ヤード、パー73)
 斉藤愛璃(22=程ケ谷CC)が3バーディー、3ボギーの73にまとめ、通算6アンダー、213で7位に入った。優勝した3月の開幕戦、ダイキンオーキッド・レディース以来のトップ10フィニッシュで後半戦への手応えをつかんだ。ボギーなしの8バーディー、65で回った全美貞(29=韓国)が通算13アンダーまで伸ばしてツアー20勝目を挙げた。

 優勝スコアとは7打差。それでも、7位に入った斉藤は充実感を漂わせた。優勝した3月の開幕戦以来となるトップ10に「3日間、自分の力を出し切れた。まだまだ諦めず上を目指していける」と前向きに語った。

 首位と1打差の6位から出て1番でバーディー発進。9番では手前カラーから16メートルをパターでねじ込むなどスコアを2つ伸ばした。

 しかし、同組で優勝した全美貞が10番で5メートル、11番で10メートルを沈めて連続バーディーを決めたのを見て「影響されて自分のゴルフに無理が出た」と力みから連続ボギー。それでも、「自分のゴルフをしようと思ってそこから立て直すことができた」とその後、崩れなかったことに手応えを得た。

 開幕戦で優勝してからその後の19試合で11度の予選落ち。「自分でもつらくて毎試合毎試合これからどうやろうか」と悩んでいたという。しかし、前戦から上体の力を抜き、下半身を意識したスイングをするとショットが安定。「一つずつレベルを上げて残りの試合を戦いたい」と自信を取り戻した。

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2012年8月20日のニュース