52歳パパ「さらなるタカミ」へ 高見PO制し2年ぶりV

[ 2012年8月20日 06:00 ]

2年ぶり2度目の優勝を果たした高見は妻・亜美さん、長女・茉央ちゃんと笑顔

男子シニアツアー ファンケル・クラシック最終日

(8月19日 静岡県裾野市 裾野カンツリー倶楽部=6865ヤード、パー72)
 通算9アンダーの高見和宏(52=フリー)が、フランキー・ミノザ(52=フィリピン)、中嶋常幸(57=フリー)とのプレーオフを制し、2年ぶりの優勝を果たした。8度目の出場となる中嶋はまたも初制覇に届かなかった。最終日は9366人の観衆が来場。3日間の観客動員の合計2万3802人は、シニアツアー新記録となった。

 高見の目に涙が浮かんだ。9アンダーで並んだ中嶋、ミノザとのプレーオフ。中嶋が脱落して迎えた2ホール目。多くのギャラリーが見守った18番パー5で10メートルに2オンさせ、1・5メートルに寄せる圧巻のバーディー。ミノザが5メートルのバーディーパットを外し、2年ぶりの優勝が決まった。

 「こんな展開になるなんて思わなかった。本当にうれしい」。視線の先には、亜美(つぐみ)夫人(35)、11カ月の長女・茉央(まお)ちゃんの姿があった。「昨年、51歳で子供が生まれました。その前で勝てた」。うれし涙が頬をつたった。優勝賞金1500万円もゲットし、家族3人で記念撮影に応じた。

 賞金総額6200万円のビッグトーナメント。3日間の観客動員はシニア新記録の2万3802人。同じ時期に行われた男女レギュラーツアーの関西オープン(4日間で1万399人)、CATレディース(3日間で1万1043人)の動員数を上回った。大会キャッチフレーズの「シニアの元気が日本の元気!」を体現する52歳は「さらなるタカミ(高見)を目指します」と話して笑いを誘った。 

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2012年8月20日のニュース