有村、五輪に刺激!パットさえて67首位発進!

[ 2012年8月4日 06:00 ]

10番、ティーショットを放つ有村

女子ゴルフツアー meijiカップ第1日

(8月3日 北海道北広島市 札幌国際カントリークラブ島松コース=6490ヤード、パー72)
 五輪アスリートの活躍を刺激に有村智恵(24=日本ヒューレット・パッカード)が首位発進した。7バーディー、2ボギーの5アンダー、67をマークし、2位の桜井有希(23=フリー)らに1打差をつけた。首位と2打差の4位にアマチュアで通信制の北海道・飛鳥未来高3年の藤田光里(17)らが続いた。

 ロングパットがさえた。6番で5メートルのバーディーパットを決めた有村は12番でも再び5メートルを沈めてバーディー。15番では8メートルをねじ込んでみせた。08年には63のコースレコードをマークし、過去4度の出場で3回トップ5に入っている得意の会場で67。洋芝のコースについて「ここは技をたくさん持っている人が有利だと思うし、私は球を上げるショットが好きで、そういうショットが要求されるこのコースは楽しい」と笑顔を見せた。

 今週はロンドン五輪に注目している。以前から他競技の選手と積極的に交流を持つようにしている有村だが、五輪にはなでしこジャパンの沢穂希や競泳の入江陵介ら親交のあるアスリートが複数参加。今大会前には「仲がいい」という立石諒が200メートル平泳ぎで銅メダルを獲得した。立石には早速、祝福のメールを送ったが、五輪代表になるまでの苦悩も知っていたといい、「4年に1回のオリンピックに出場している選手に比べたら、自分の緊張なんて、大したことないと思う。あしたもあさっても、どんな困難な状況でも緊張感を持ってやりたい」と大いに刺激を受けた。

 ゴルフも4年後のリオデジャネイロ五輪には正式種目になるとあって、「代表になるためにも頑張りたい」とさらなるレベルアップを目指している。だからこそ、首位発進にも「ショートパットは良くないので、きょうはプラマイゼロって感じ」と満足する気配はない。「ショットも良い状態に持って行かないと」と今季3勝目へ気を引き締めた。

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2012年8月4日のニュース