古川 3度目の五輪で笑顔の銀メダル獲得!

[ 2012年8月4日 01:00 ]

アーチェリー男子個人で獲得した銀メダルをかじる、笑顔の古川高晴

ロンドン五輪アーチェリー男子個人決勝

 表彰台で銀メダルを首に掛けられると、右手で誇らしげに持ち上げ、白い歯を見せた。アーチェリーの古川高晴選手(27)が、銅メダルを手にした女子団体の快進撃の追い風に乗り、3度目の五輪で銀メダルを獲得した。

 近畿大洋弓部OBの古川選手は、大学卒業後も職員として勤務。昨年4月からは和歌山県にある生物理工学部の教務学生担当として週3日の勤務をしながら、練習に励んできた。

 同僚によると、性格はまじめ。「学校を休みたい」と相談に訪れる学生に対し「努力を怠ってはだめ」などとアドバイスもしていたという。

 青森県に住む古川選手の兄の広平さん(29)は電話取材に「高校に入ってからアーチェリーを始めて、一生懸命練習していた。よくやったと思う」と話した。

 近畿大の本部キャンパス(大阪府東大阪市)ではパブリックビューイングを実施し、集まった同僚らが声援を送った。(共同)

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