木戸愛4差堅首!5年目初Vへ 2日連続66マーク

[ 2012年7月22日 06:00 ]

13番、長いパーパットを決めガッツポーズする木戸愛

女子ゴルフツアー サマンサタバサ・レディース第2日

(7月21日 茨城・イーグルポイントGC=6535ヤード、パー72)
 首位スタートの木戸愛(22=ゼンリン)がこの日も7バーディーを奪うなど、2日連続の66をマーク。通算12アンダーで、2位全美貞(29=韓国)に4打差をつけプロ5年目での初優勝へ挑む。5打差の3位には不動裕理(35=フリー)ら6人が並び、横峯さくら(26=エプソン)は73と伸びず24位に後退した。 
【第2R成績】

 木戸の快進撃が止まらない。最終18番で18メートルを3パットし、今大会36ホール目で初のボギーを叩いたものの、2日連続の66で首位を堅守。「パットのフィーリングがいいので、グリーンで落ち着いてプレーができた」と会心の笑みだ。

 この日もパットが好調で、2番で3メートルを沈めると、4番から4連続バーディー。「集中力が切れそうになった」というピンチには、今季初めてコンビを組んだ古賀雄二キャディーの「大丈夫。悪くてもボギーで収めればいいんだよ」のアドバイスで開き直り、肩の力が抜けた。

 発奮材料もあった。ジュニア時代から一緒に練習してきた妹の侑来(ゆきな)さんが24日からプロテストに挑む。電話では常に連絡を取っているが、妹を励ます意味でも初優勝が欲しいところ。また、元プロレスラーの父・修氏からは前夜に電話で「気持ちを切らさず頑張れ」と激励されたという。

 最終日は賞金ランクトップの全美貞、ベテラン不動の実力者と一緒のラウンド。4打差のリードはあるが「2人と回れるのはいい経験になるし、楽しみ。あすも思い切り行くだけ」と気負いはない。応援に駆けつける父に最高の笑顔を届ける時が到来した。

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2012年7月22日のニュース