白鵬Vに貴親方“太鼓判”「横綱の存在感見せて」

[ 2012年7月6日 06:00 ]

 大相撲名古屋場所(8日初日、愛知県体育館)で2場所ぶりの優勝を狙う横綱・白鵬(27=宮城野部屋)が5日、場所前最後の朝稽古を愛知・扶桑町の境川部屋で行った。

 先場所敗れた豪栄道と豊響、新三役の妙義龍を相手に15番取って14勝1敗。1番だけ豊響に寄り切られる場面があったが、その他の全ての取組では3力士に対して圧倒的な力の差を見せつけ「内容は良かった。やることはやりました」と順調な仕上がりをアピールした。

 午後に名古屋市内で行われた前夜祭のテレビ収録では貴乃花親方(元横綱、本紙評論家)が優勝予想力士に白鵬を指名。勝敗を13勝2敗とボードに書き込み「2敗は大関陣の奮闘を期待したい」と話したものの、自身と同じ優勝22回を誇る一人横綱に対して「最有力です。横綱という存在感をファンの皆さまに見せてほしい」と激励を送った。全勝優勝した2年前は野球賭博問題の影響で天皇賜杯がなくて千秋楽に号泣し、昨年は日馬富士に優勝を奪われた。前夜祭の収録で白鵬はあらためて「賜杯を抱く姿を見せたいです」と宣言。5敗を喫した先場所からの巻き返しに向け、自信満々の様子だった。

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2012年7月6日のニュース