藍 2週連続Vへ2アンダー好発進!

[ 2012年7月6日 04:25 ]

第1ラウンド、1番でティーショットを放つ宮里藍

 女子ゴルフのメジャー第3戦、全米女子オープン選手権は5日、ウィスコンシン州コーラーのブラックウルフラン(パー72)で開幕した。日本勢では、2週連続優勝を狙う宮里藍が4バーディー、2ボギーの2アンダーと好発進した。馬場ゆかりは6オーバー。

 前週優勝した宮里藍は、スタートホールの10番(パー5)で名前を紹介されると大きな拍手を浴びた。

 屈指の難コースにパットが武器の宮里もボギーが先行した。パー5の10番は3打目をピン奥5メートルに乗せ、2パットでまずはパーセーブ。しかし、続く11番でつまずいた。2打目をピンの手前8メートルに運んだものの、バーディーパットは1メートルオーバー。返しを決めきれずに3パットしてしまった。

 今コースは距離が長いうえにグリーンの傾斜がきつい。パーでしのいだ12番も8メートルの上りのラインで1メートルもオーバー。14番では5メートルのチャンスをわずかに外すなど、距離感がいまひとつ合わなかった。同会場で行われた98年大会は優勝した朴セリのスコアは6オーバー。宮里も「イーブンで回れれば上出来。優勝スコアは3オーバーとかになるかも」と厳しい戦いになることを覚悟していた。

 前戦で今季2勝目を挙げて調子は上々。両親も地元の沖縄から駆けつけサポート態勢は整っている。悲願のメジャー制覇に向け、「このコースは集中力がないと対応できない」と優勝争いへのポイントを挙げていた。15番で再びボギーを叩いても気持ちを切り替え、次のホールに向かった。

 前半は我慢のゴルフを続け2オーバーで切り抜けると、後半にチャージ開始。1番、5番、そして8、9番でもバーディーを重ね、ホールアウト時点でトップに並ぶ2アンダーとした。

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2012年7月6日のニュース