「92点」藍、最終日ノーボギーで「納得いく1週間」

[ 2012年6月12日 06:00 ]

最終ラウンド、通算3アンダーで6位の宮里藍

USLPGAツアー 全米女子プロ選手権最終日

(6月10日 米ニューヨーク州ピッツフォード ローカストヒルCC=6534ヤード、パー72)
 15位スタートの宮里も隙のないプレーで優勝争いに名を連ねた。ショットの切れ味が抜群で、7、9番のパー3ではいずれももう少しでホールインワンという一打でバーディーを奪った。

 惜しむらくはチャンスの数ほどにはパットを決められなかったこと。ホールアウト時点で首位と2打差の4位だったが後続の組にあと一歩重圧をかけきれなかった。それでも「4アンダーよりノーボギーに価値がある。自分らしいゴルフができたという達成感がある」と胸を張る内容だった。

 今季メジャー初戦となった4月のクラフトナビスコ選手権は気合が空回りして56位。今回はメジャーでも冷静に試合に臨んだ。「自分のいつもの課題にシンプルに集中できればメジャーでも上位で戦えることを再確認できた。点数をつけるなら92点」と自己採点した。次なるメジャー、全米女子オープン(7月5日開幕、ウィスコンシン州)は3週間後。「少しだけ成長できた。凄く納得のいく1週間」という思いをエネルギーに変え、メジャー制覇へと再スタートを切る。

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2012年6月12日のニュース