吉川初V、室伏は18連覇 為末、落選で現役引退

[ 2012年6月8日 20:13 ]

陸上の日本選手権男子400メートル障害予選で転倒し、ロンドン五輪出場の夢を断たれて引き揚げる為末大選手

 陸上のロンドン五輪代表最終選考会となる日本選手権第1日は8日、大阪市の長居陸上競技場で行われ、女子1万メートルは27歳の吉川美香(パナソニック)が参加標準記録Aを突破する31分28秒71で初優勝し、五輪代表に決まった。福士加代子(ワコール)は2位だった。

 男子のハンマー投げは既に五輪代表を決めている37歳の室伏広治(ミズノ)が今季初戦に臨み、72メートル85で18連覇を達成した。400メートル障害は日本記録保持者の為末大(CHASKI)が予選で転倒して落選し、現役引退を表明。棒高跳びは山本聖途(中京大)が5メートル42で初優勝し、沢野大地(富士通)は2位で五輪代表を決められなかった。

 100メートルの女子は埼玉栄高2年の土井杏南が全体トップの11秒47(追い風参考)で、11秒51の福島千里(北海道ハイテクAC)とともに9日の決勝に進んだ。男子は新鋭の山県亮太(慶大)が10秒22、4連覇を目指す江里口匡史(大阪ガス)は10秒45で予選を通過した。

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2012年6月8日のニュース