サンダー16年ぶりファイナル!デュラント フル出場

[ 2012年6月8日 06:00 ]

ファイナル進出を決めたサンダーのデュラント

 NBAプレーオフ西地区決勝の第6戦がオクラホマシティーで行われ、2位サンダーが107―99で1位スパーズを撃破。連敗スタートから4連勝を飾り、旧スーパーソニックス時代の96年以来、16年ぶり3度目の地区制覇を果たした。この日は3季連続の得点王、ケビン・デュラント(23)が全48分間にフル出場し、34得点14リバウンドをマーク。土壇場で貴重なシュートを2本決めたデレク・フィッシャー(37)はレイカーズ時代を含め、現役最多となる8度目のファイナル出場となる。

 サンダーがレギュラーシーズン終盤から20連勝を飾ったスパーズを4試合連続で倒してファイナル切符を獲得。デュラントは「48分間、プレーできます」とコーチ陣にフル出場を志願し、最後までベンチに下がらなかった。終盤にマークがきつくなると、フィッシャーとハーデンがシュートを成功。得点王を孤立させることなくチームワークで勝利をもぎとった。シアトルからオクラホマシティーに移転して4季目。初年度の序盤では3勝29敗という屈辱も味わった。しかしブルックス監督が若手を主体にしてチームを強化。デュラントは「夢に一歩近づいた」とファイナル制覇を視野に捉えていた。

 ≪逆転制覇は15チーム目≫0勝2敗からシリーズを逆転で制覇したのはサンダーが15チーム目。旧スーパーソニックスは79年のファイナルでブレッツを破って優勝し、96年はブルズに敗れた。

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2012年6月8日のニュース