日本女子全敗 36年ぶり五輪出場ならず

[ 2012年5月28日 06:00 ]

フランスに敗れ五輪出場を逃し、肩を落とす日本女子

ハンドボール女子ロンドン五輪世界最終予選 日本26-28ルーマニア

(5月27日 フランス・リヨン)
 ハンドボール女子のロンドン五輪世界最終予選はフランスのリヨンなどで行われ、日本は26日に昨年の世界選手権準優勝の地元フランスに17―30で完敗して2連敗。4カ国総当たりで上位2チームに入る可能性がなくなり、76年モントリオール大会以来36年ぶりの五輪出場を逃した。

 開始早々で勝負は決した。東浜や藤井のシュートが長身DFに阻まれ、フランスに速攻を許して5連続失点。中からの攻撃を封じられた日本は確率の低いミドルシュートに頼るしかなく、6点差で臨んだ後半も10分すぎに2桁差に広げられた。

 韓国人の黄慶泳監督(43)は「決定力だけでなく判断力でも差があった。個々のレベルアップが必要」と総括した。日本は27日のルーマニア戦にも26―28と惜敗。1勝もできずに大会を終えた黄慶泳監督は「僕は責任を取るつもり。あとは日本協会に判断してもらう」と辞意を表明した。

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2012年5月28日のニュース