これが理恵の世界!“美しい体操”で初の五輪へ前進

[ 2012年5月4日 16:54 ]

女子個人総合、田中理恵の床運動

体操NHK杯第1日

(5月4日 東京・国立代々木競技場)
 最後の床運動。女子の田中は妖艶な踊りで観客の目を引き、得意種目を笑顔で締めくくった。第2次選考会2日間に続き、この日もトップ。2位に6・450点差とリードを広げ、初の五輪出場に大きく前進した。

 世界選手権代表を決めた昨年までと異なる緊張感にも乱されることはない。演技を待つ間も「自分の世界に入れるように」とほかの選手から離れ「自分に負けてはいけない」と言い聞かせた。

 高難度の演技構成にはボーナスで加点する特別ルールは、総合力で勝負する24歳の田中に不利かと思われたが、武器の美しい体操でカバーした。「着地、姿勢の一つ一つが強み」と胸を張った。

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2012年5月4日のニュース