酒井、小林組2位 どちらかが五輪代表入りへ

[ 2012年5月4日 06:00 ]

<シンクロ日本選手権ジャパンオープン デュエットTR>華麗な演技を見せる小林(右)酒井(左)組

 シンクロナイズドスイミングのジャパン・オープン日本選手権第2日は3日、東京辰巳国際水泳場で行われ、デュエットのテクニカルルーティン(TR)で酒井麻里子(東京シンクロク)小林千紗(井村シンクロク)組は91・408点で2位につけた。昨年の世界選手権銅メダルのアンドレア・フエンテス、オナ・カルボネル組(スペイン)が95・762点でトップに立った。デュエットはエース乾友紀子(井村シンクロク)のケガのため、4月の世界最終予選は酒井が小林と組んでロンドン五輪の出場枠を獲得した。日本水連は五輪では乾を起用する方針で、今大会後にもう1人を酒井か小林のどちらかに決める。

 デュエットで代表入りできるのはどちらか1人だけ。酒井と小林はペアでありながらライバルでもあるという奇妙な状況に置かれている。コンビとしてアピールし切れず、酒井は「もう少しできたと思う」と悔しがった。4月の世界最終予選前にエース乾が左足首を痛めたため急きょ結成されたペア。だが、それを差し引いても演技の精度が低すぎた。後半は脚技などで動きがずれる場面が目立ち、日本水連の本間シンクロ委員長は「(場面によって)どちらかがミスしていた」と顔をしかめた。

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2012年5月4日のニュース