クレーゆえの痛みか 錦織「悔しい。こんなところは初めて」

[ 2012年4月28日 08:00 ]

 男子テニスのバルセロナ・オープンは27日、バルセロナで行われ、シングルス準々決勝で世界ランキング17位の第8シード、錦織圭(日清食品)は、同20位で第9シードのフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)と対戦したが、第1セットの第7ゲーム途中に腹筋痛で途中棄権した。

 「朝から痛みがあったが、ここまで悪くなるとは思わなかった」という錦織。勝てばナダル(スペイン)との対戦が実現しただけに、「悔しい。これまでの2試合は良かったので、けががなければ、きょうもいい試合ができたと思う」と無念の表情で話した。

 第5ゲーム後にコートで治療を受けたが好転せず、第7ゲーム途中で満足にサーブを打てなくなり、棄権を申し出た。クレーコートでは高く跳ねる球を打つ際、ベルダスコのような長身選手に比べて厳しい姿勢を強いられ、体力を使う。錦織は「クレーだからこそ起きた痛みか」との問い掛けに「かもしれない。こんなところを痛めるのは初めて」と表情をゆがめた。

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2012年4月28日のニュース