エース藤尾ハットだ！日本女子、連勝で首位！

マレーシアに大勝し、喜ぶ日本女子

　ホッケーのロンドン五輪世界最終予選第３日は２７日、岐阜県グリーンスタジアムで１次リーグを行い、３大会連続出場を狙う日本女子はマレーシアに８―０で大勝した。日本は２連勝で勝ち点６とし、得失点差で首位。アゼルバイジャンもベラルーシを３―０で下し、同６とした。日本はマレーシアの守備に苦しみながらも前半を２―０で折り返すと、後半６ゴールを挙げて突き放した。藤尾（ソニー）は３ゴールの活躍。日本は女子が２９日にチリ、男子は２８日にオーストリアと対戦する。

　第１戦で不発だったエースＦＷ藤尾がハットトリック。前半１０分、ボール処理に手間取るＧＫに詰めて先制すると、後半６分、２６分と畳み掛けた。いずれも抜群のポジショニングで相手守備の死角を突いての得点。本人は「セオリー通りにパスが来た」と謙遜するが、安田監督は「彼女はゴール前の嗅覚が素晴らしい」と褒める。アテネ五輪、北京五輪には旧姓の千葉で出場。昨年６月に結婚したが「私って気付いてもらえるかな。藤尾としても覚えてもらわないと」と笑った。