従来不合格の2人もクリア 基準緩和の新弟子検査

[ 2012年4月27日 13:00 ]

 大相撲夏場所(5月6日初日)の新弟子検査が27日、東京・両国国技館で行われ、今回から身長167センチ以上、体重67キロ以上に緩和された体格基準を、受検した10人全員が満たした。

 これまでは第1検査(173センチ、75キロ以上)と、体の小さな入門希望者(167センチ、67キロ以上)が対象の第2検査を実施。第2検査では運動能力テストも課していた。日本相撲協会は3月、新弟子不足の打開を目指して体格基準を変更。第2検査を廃止して一本化した。

 この日の受検者のうち、松本裕太(千葉県出身、玉ノ井部屋)は身長170センチ、宮沢貴真(新潟県出身、湊部屋)は体重67キロで、2人とも従来の第1検査では不合格となっていた。検査を担当する相撲協会の鏡山審判部長(元関脇多賀竜)は「力士あっての相撲界なので、1人でも多くの新弟子が入ってほしい」と期待した。

 合格者は内臓検査の結果を待って夏場所初日に発表される。

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2012年4月27日のニュース