貴乃花親方 2年ぶり春場所番付発表に 「身が引き締まる思い」

[ 2012年2月27日 11:30 ]

 八百長問題の影響で2年ぶりの開催となる大相撲春場所(3月11日初日)の新番付が27日発表され、会場となる大阪市浪速区の大阪府立体育会館では番付表を受け取る若手力士が早朝から列をつくった。

 東の空が白み始めた午前6時。会館の門が開くと、色とりどりの着物を身に着けた若手力士が一斉に中へ。部屋別に仕分けられた番付表の束を両手いっぱいに抱え、それぞれの車に積み込んだ。

 3千枚を抱えていた力士は「この重さでいよいよ始まるなと実感する」と笑顔。春場所担当部長の貴乃花親方(元横綱)は「身が引き締まる思い。営業部隊も現役力士に負けない努力を続けたい」と語った。

 数十年来のファンだという京都市伏見区の無職平居利夫さん(63)は「楽しみで朝8時半に家を出てきた。去年の分も楽しみたい」と、番付表10枚を購入していた。

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2012年2月27日のニュース