把瑠都…綱とりへ東正位 新小結に臥牙丸

[ 2012年2月27日 08:05 ]

 日本相撲協会は27日、大相撲春場所(3月11日初日・大阪府立体育会館)の新番付を発表し、1月の初場所で初優勝し、今場所で初めて横綱昇進に挑む大関把瑠都が東の正位に就いた。

 日本人大関の2人は稀勢の里が東、琴奨菊は西。琴欧洲は貴ノ浪と並んで史上6位の大関在位37場所となった。12場所目の一人横綱の白鵬は貴乃花に並ぶ22度目の優勝を狙う。

 関脇は東に5場所連続の鶴竜、西に10場所ぶりの安美錦。小結は東が新三役の臥牙丸で、理事長の北の湖親方(元横綱)が1985年12月に部屋を創設して以来初の三役力士となった。西の栃煌山は6場所ぶりの復帰。

 新入幕は勢だけで、伊勢ノ海部屋から98年九州場所の大碇以来の幕内誕生となった。しこ名が1文字の新入幕は90年秋場所の曙以来で昭和以降2人目。若の里、宝富士、玉鷲、宝智山、翔天狼が幕内に戻った。

 新十両は2人。モンゴル出身の千昇は式秀部屋初の関取で、初土俵から所要65場所は外国出身力士として最も遅い昇進。千代鳳は平成以降15人目の10代関取で、九重部屋から5場所で5人の新十両が誕生した。里山と荒鷲が十両に返り咲いた。

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2012年2月27日のニュース