貴乃花新部長が大阪入り 女性層の集客アップ狙う

[ 2012年2月2日 19:20 ]

春場所に向けて大阪入りし、抱負を語る貴乃花親方

 日本相撲協会の春場所担当部長に就任した貴乃花親方(元横綱)が2日、来月11日に大阪府立体育会館で始まる春場所に向けて大阪入りし、館内の先発事務所での業務を開始した。昨年は八百長問題のために中止となり、2年ぶりの開催となる場所の人気回復を誓い「チケット販売で、荒れる大阪を演出できたらいい」と抱負を語った。

 貴乃花親方は、平日の集客に向けて主婦など女性層の開拓が鍵を握るとし、和服での来客者に入場料の値引きや握手会など特典を付すプランを軸に進める考えを示した。

 7日からは大阪府庁や大阪市役所を回る予定で「(橋下徹市長が率いる)大阪維新の会の力強さは東京まで伝わってくる。大阪都構想を含めた活性化に使っていただけるようにあいさつをしたい」と話した。東日本大震災から丸1年となる初日に、被災地の子どもを招待する計画も明かした。

 春場所は24年前に自身が初土俵を踏んだ地でもある。「新幹線に乗りながら仲間にメールして、15(歳)の春を思い出して新弟子修業のつもりで行きますと宣言した」と感慨深げに話した。

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2012年2月2日のニュース