大阪で重友が五輪代表の座を確実に

[ 2012年2月2日 06:00 ]

 【女子マラソンのロンドン五輪代表選考】

 代表枠は3。昨夏の世界選手権でメダルを獲得して日本人最上位なら代表に内定したが、赤羽の5位が最高で該当者なし。国内選考会は昨年11月の横浜国際、今年1月29日の大阪国際、同3月11日の名古屋ウィメンズの3大会。五輪選考会では初めて全レースでペースメーカーを導入。各大会の上位から、日本陸連が五輪で戦えると判断した選手を選出。

 【マラソン五輪代表選考会VTR】

 ▽世界選手権(11年8月27日)最初の5キロが18分39秒の超スローペース。32キロすぎからアフリカ勢が猛然とスパートし、赤羽は35キロ地点で7位まで後退。終盤追い上げたものの、2時間29分35秒で5位に終わり、日本勢3大会連続のメダル獲得はならなかった。

 ▽横浜国際(同年11月20日)スタート時の気温が22度という厳しい条件下で、3人のペースメーカーは設定ペースを刻めない上に19キロで全員脱落。木崎と尾崎の一騎打ちになり、尾崎が40キロすぎにスパート。一度離された木崎が残り600メートルで逆転。2時間26分32秒の自己ベストで優勝した。尾崎は17秒差の2位に終わった。

 ▽大阪国際(12年1月29日)ペースメーカーが設定タイムで先導し、20キロから重友と福士のマッチレースに。26キロで福士が遅れると、重友が独走。北京五輪以降の日本女子最速、日本女子歴代9位の2時間23分23秒で優勝し、五輪代表の座を確実にした。3位の野尻あずさ(29=第一生命)も2時間24分57秒の自己ベストをマークした。

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2012年2月2日のニュース