貴乃花親方 春場所「15日間満員にしたい」

[ 2012年2月2日 06:00 ]

<職務分担理事会>会見場の席に着く貴乃花親方。前列左から出羽海親方、九重親方

 日本相撲協会は1日、東京・両国国技館で役員改選で選出された新メンバーによる理事会を開き、各親方の新職務を決めた。

 2年ぶりに開催される春場所(3月11日初日、大阪府立体育会館)の担当部長に就任した貴乃花親方(39=元横綱、本紙評論家)は会見で「5日には前売りが始まるので、担当の親方と力を合わせてやっていきたい」と決意表明。昨年は、八百長問題の影響で中止に追い込まれた場所だけに「(中止の)影響は少なからずあると思う」と印象を語るとともに「券売に力を入れて成功にもっていけるようにしたい。15日間満員にしたい」と、01年以来11年ぶりに15日間連続で満員御礼の幕を掲げるために尽力することを誓っていた。

 春場所の立て直しに向け、同親方は人気回復が急務と力説。橋下徹大阪市長との“タッグ”結成で話題づくりを狙うほか、自らもテレビ出演などでPR活動を行うという。きょう2日にもあいさつ回りをかねて現地入りするが、昨年までの担当部長だった北の湖新理事長(元横綱)も「昨年中止になって大変だが、頑張ってもらいたい」と平成の大横綱の人気と手腕に期待を寄せた。

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2012年2月2日のニュース