日本相撲協会 名跡問題で12日に評議員会

[ 2011年12月6日 18:49 ]

 日本相撲協会の役員以外の親方衆で構成する年寄会は6日、東京・両国国技館で臨時総会を開いて新公益法人移行で懸案となっている年寄名跡(親方株)問題などについて話し合った。この件について、全親方らが出席する評議員会を12日に開催し、放駒理事長(元大関魁傑)ら協会執行部と協議することになった。

 年寄会の中には、理事長が模索している年寄名跡の協会一括管理案に反対し、一般財団法人を目指すべきとの意見もある。6日の総会では、放駒理事長が法人移行の説明に訪れ、公益財団法人認定を目指す意向を強調し、理解を求めた。

 監督官庁の文部科学省には、12月中に年寄名跡の扱いについて方針を決めると伝えている。高額でのやりとりが問題視される一方で、親方の事実上の財産となっている名跡についての議論が今後紛糾する可能性もあるが、放駒理事長は「(期限が)12月というのは変わらない」と話した。

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2011年12月6日のニュース