亡き師匠へ感謝 稀勢の里「でも昨日の相撲は駄目だと言われたと思う」

[ 2011年11月28日 11:20 ]

千秋楽から一夜明け、記者会見する関脇稀勢の里

 大相撲九州場所で10勝を挙げ、大関に昇進する関脇稀勢の里が千秋楽から一夜明けた28日午前、福岡市東区の鳴戸部屋宿舎で記者会見し「ほっとしている。平常心でやることと、自分を信じてやることを先代から言われていたので、それを信じてやった」と、場所直前の7日に急死した師匠の鳴戸親方(元横綱隆の里)への感謝を口にした。

 場所へ臨む心境を「心が折れていい結果が出なかったら、それが(先代の)一番悲しむことだと思った」と話す。先代には既に好結果を報告。内容は明かさなかったが「一番早くしたかった。でも(先代からは)昨日の相撲は駄目だと言われたと思う」と、千秋楽の琴奨菊戦の黒星に触れた。

 30日に昇進が正式決定する。「もっと相撲を厳しくし、気持ちや取り組む姿勢をもっとしっかりしていかないといけない。これからが大事です」と自覚十分に話した。

続きを表示

2011年11月28日のニュース