遼、逆転賞金王ならず…予選Rの出遅れ響き11位

[ 2011年11月28日 06:00 ]

最終18番をバーディーで締めたものの11位に終わり、髪をかき上げながらグリーンから出る石川遼

カシオ・ワールドオープン最終日

(11月27日 高知・Kochi黒潮CC=7280ヤード、パー72)
 石川の逆転賞金王は消滅した。最終戦までの連勝が絶対条件の中、最終日は68の好スコアをマーク。しかし、予選ラウンドの出遅れが響き、優勝スコアから9打差の11位に終わった。

 「賞金王争いをしていて最終戦までいけないのは悔しい」。今季の賞金ランク10位以内で未勝利は石川だけ。「今まで毎年、優勝を積み上げてきたが、それがいかに難しいかを感じている」

 それでも、決勝ラウンドに入ってから1Wもアイアンも好調だった。「松山君のスイングを見て足りない部分に気づいた。トップからMAXのスピードになるのが速い」とライバルからヒントを得ると「パッと、きのうできた。ここまでの試合を振り返る必要がないほど、この2日間の手応えは大きい。ドライバーは金曜日よりも10ヤード近く飛んでいる」と収穫を口にした。

 次戦は今季の国内ツアーを締めくくる日本シリーズ。「良いゴルフができたので楽しみ。もちろん勝ちたい」。賞金王は逃したが、未勝利のままシーズンを終えるわけにはいかない。

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2011年11月28日のニュース