三宅宏実、日本記録及ばずも6位入賞「意地で」

[ 2011年11月8日 06:00 ]

 重量挙げの世界選手権第2日は6日、フランス・パリで行われ、女子53キロ級で北京五輪48キロ級6位の三宅宏実(いちご)はスナッチ88キロ、ジャーク115キロ、トータル203キロで6位だった。

 25歳の三宅は自身の日本記録には及ばなかったが、5位だった昨年に続いて入賞した。具志堅美沙希(金沢学院大)はトータル189キロで17位。ジャークで130キロの世界新をマークした18歳のズルフィア・チンシャンロ(カザフスタン)がトータル227キロで優勝した。男子62キロ級で五百蔵正和(大阪市信用金庫)は16位、糸数陽一(日大)は21位だった。

 ≪ロンドンは階級変更も≫ジャークの3回目に自己ベストより2キロ軽い115キロを挙げると、三宅は表情を崩した。05年から悩まされている股関節の痛みが9月下旬に再発し、最近の練習で113キロまでしか取り組んでいなかっただけに「意地で挙げた。満足のいく数字ではなかったが、持っている力は使い果たした」と6位のパフォーマンスには納得した様子だった。ロンドン五輪では過去2度の五輪と同様に48キロ級に下げて臨むのか重大な決断を迫られるが、指導するメキシコ五輪銅メダルの父・義行さんは「(階級変更は)十分ある」と話した。

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2011年11月8日のニュース