横綱白鵬も故鳴戸親方悼む「話聞きたかった」

[ 2011年11月8日 18:25 ]

 元横綱隆の里の鳴戸親方が7日に59歳で急死したことを受け、横綱白鵬は8日、出稽古先の福岡県久山町の佐渡ケ嶽部屋で「ちょっと早かったんじゃないかなという気持ちです」と惜しんだ。

 2人は「土俵の鬼」と呼ばれた故花田勝治氏(元横綱初代若乃花)で結ばれていた。故鳴戸親方は二子山部屋で花田氏に鍛えられ、白鵬が初めて会った相撲協会関係者はモンゴルを訪れた花田氏だった。5月の技量審査場所前に鳴戸部屋へ出稽古した際、花田氏の話で盛り上がったという。

 8日は福岡市内で、歴代横綱が集まって食事をする「横綱会」の予定だったが中止。白鵬は「横綱会であらためて(花田氏の)話をいろいろ聞きたいと思っていたのに…」と残念そうだった。

 新大関の琴奨菊は「力士のあるべき姿を強く求めていた親方だった。力士の心得などを、出稽古先で遠くから聞いていても、ひしひしと伝わってきた」と述懐した。

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2011年11月8日のニュース