放駒理事長が教壇で説明 芝田山親方「学校の先生みたいだった」

[ 2011年10月14日 19:18 ]

 14日の評議員会は、出席者によると放駒理事長(元大関魁傑)が相撲教習所の教壇に立ち、黒板にチョークで公益財団法人と一般財団法人の違いを図示しながら説明する異例の展開だった。親方衆からは公益財団法人移行への疑問や不満がぶつけられ、理事長が「そういう言われ方をするのは心外だ」と声を荒らげる一幕もあったという。

 同理事長の弟子だった芝田山親方(元横綱大乃国)は「おやじは学校の先生みたいだった。あんな姿、初めて見た」と懸命な姿勢に感じ入った様子。尾車親方(元大関琴風)は「みんな言いたいことが言えてスッキリしたのではないか」と評議員会の意義を強調した。

 だが新法人移行への具体的な道筋がついたわけではなく、千賀ノ浦親方(元関脇舛田山)が「まだまだ決まるわけがない」と顔をしかめるなど、歯切れの悪い親方もいた。

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2011年10月14日のニュース