W杯未勝利で決断…カーワンHCは12月末で退任

[ 2011年10月14日 06:00 ]

 日本ラグビー協会は13日、日本代表のジョン・カーワン・ヘッドコーチ=HC=(46)が契約満了の12月末で退任すると発表した。現在ニュージーランドに滞在中のカーワンHCが11日に辞任する意向を協会側に伝え、12日に受諾された。マイケル・バーンFW&スキルスコーチ(52)ら首脳陣も退任する。

 07年から指揮したカーワンHCは「就任してからの5年間で成し遂げた、チームの成長や成績を大変誇りに思います」とコメントした。7月のパシフィック・ネーションズ杯に初優勝するなど世界ランクを19位から12位(現在15位)に引き上げたが、W杯2大会で2分け6敗と勝てなかった。

 日本協会は指揮官の辞意を受け、理事が電話で連絡を取り合った。しかし「W杯で勝たないと意味がない。(退任の)反対意見はなくスムーズに進んだ」(協会関係者)と慰留する声は上がらなかったという。同協会は後任として、03年W杯で開催国オーストラリアを準優勝に導いた現サントリー監督のエディー・ジョーンズ氏(51)の招へいに全力を挙げる。

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2011年10月14日のニュース