20分で4トライ…オーストラリア、後半に地力発揮

[ 2011年9月12日 06:00 ]

W杯ニュージーランド大会第3日 オーストラリア32―6イタリア

(9月11日 オークランド)
 オーストラリアは試合開始時に雨が降り芝が濡れていたため前半はあまりボールを回さず精彩を欠いた。だが後半に入るとSOクーパーやWTBイオアネらが防御網を突破し、10分すぎから約20分間で4トライを重ねた。

 途中交代で入り、W杯初出場で初トライを挙げた21歳のWTBオコナーは「自分もチームも、いつもと違う感じだった」と苦笑いする。ディーンズ監督は「この天候と初戦の緊張感を考えると、よくやってくれた」と選手をねぎらった。

 <イタリア、後半力尽きる>イタリアは、すさまじい勢いでスクラムを押し、SHセメンツァートのキックで攻めるシンプルな作戦だった。前半を6―6で折り返し、オーストラリアからの初勝利も見えたが、後半に力尽きた。終盤の5メートルスクラムを猛烈に押しすぎてボールを制御できず、チャンスを逃す場面も。奮闘したNo・8のパリセ主将は「スクラムは会心の出来だったが、押してボールを失ったのは大失敗だった」と悔やんだ。

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2011年9月12日のニュース