16年ぶり勝利ならず…伊達は1回戦で競り負け

[ 2011年9月1日 06:00 ]

女子シングルス1回戦 シルビア・ソレルエスピノサに競り負けたクルム伊達公子

全米オープンテニス第2日

(8月30日 ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)
 女子シングルス1回戦で左手のケガを押して出場した世界ランク57位のクルム伊達公子(40)は、予選勝ち上がりで同142位のシルビア・ソレルエスピノサ(23)に6―7、6―7で敗れ、16年ぶりの勝利はならなかった。シングルスの日本勢女子3人は初戦で消えた。全仏覇者の李娜(29)が敗れる波乱もあった。

 左手にテーピングをしたクルム伊達は、2セットともタイブレークの末に接戦を落とした。「きょうの私にはあれ以上のことはできなかった」。ケガでプレーの選択肢が少なくなり、多彩なテクニックを出せなかった。15日に左手の小指付け根付近にヒビが入り、全治4~6週間。バックのスライスを避け、左手でサーブのトスを上げるときとグリップチェンジで痛みを感じたという。森田と土居が途中棄権で敗退し「私までやめるわけにはいかない」と意地で最後までコートに立った。今後については「少し休めば治る。これまで同様にチャレンジでいきたい」と話し、気力は衰えていなかった。

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2011年9月1日のニュース