福島は決勝に進めず…1組で8着に終わる

[ 2011年9月1日 19:51 ]

女子200メートル準決勝のレース後、険しい表情で電光掲示板を見る福島千里

 陸上の世界選手権第6日は1日、韓国の大邱で行われ、五輪、世界選手権を通じて日本選手で初めて女子200メートルの予選を突破した福島千里(北海道ハイテクAC)は、準決勝1組で23秒52の最下位の8着に終わり決勝に進めなかった。

 1レーンから出た福島は抜群のスタートを切った。得意のコーナリングで滑らかに加速したが、直線に入り外国人選手の圧倒的な走力に置いていかれた。最下位に甘んじ、決勝は遠かった。

 1組の選手の今季自己最高は福島を除く7人全員が22秒台。「相手の力を借りて自分を伸ばしたい」と語っていたが、向かい風にも阻まれた。タイムは伸びず目標としていた自身の日本記録、22秒89の更新もならなかった。

 ▽福島千里の話 トータルで力がなかったということ。まだ決勝とか言えるレベルではない。何回も落ちて経験して、いつかそこに結びつくよう底力を上げていきたい。

 ▽中村宏之コーチの話 福島が100、200メートルで合計4本経験できたのは大きい。スピードの体感はここでしかできない。(共同)

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2011年9月1日のニュース