遼、暫定9位浮上!13番会心ショットでイーグル

[ 2011年8月27日 06:00 ]

1番、アナウンスで「ミラクルゴルファー」と紹介され笑顔の石川

VanaH杯KBCオーガスタ第2日

(8月26日 福岡・芥屋GC=7140ヤード、パー72)
 初日29位と出遅れた石川遼(19=パナソニック)は1イーグル、5バーディー、1ボギーの66で回り、通算8アンダーの暫定9位まで大きく順位を上げた。雷の影響でスタートが2時間20分遅れたことにも動じず、13番パー5ではあと少しでアルバトロスという会心のイーグルも奪った。暫定首位のベ・サンムン(25=韓国)とは7打差だが、ビッグスコアの続出するコースだけに残り2日間での逆転に気勢を上げた。日没サスペンデッドのために17人がホールアウトできなかった。
【第2R成績】

 プレー内容はもちろん、ラウンドを完了できたこともうれしかった。スタートが大幅に遅れたものの、石川は4時間足らずで18ホールを回った。「まるで選手全員が一丸となったみたいに進行がスムーズだった。みんなでハイタッチしたいぐらい」と笑みを浮かべた。

 序盤こそショットが乱れたものの、5番からの3連続バーディーで流れをつかんだ。初日は苦労した高麗グリーンにも次第にタッチが合ってきた。13番パー5では残り230ヤードから3Iで2オンに成功。「左足上がりのライだったので、ボールだけをクリーンに打って高さを出した」。狙い通りにグリーン手前のバンカーを越え、あと30センチでカップに届くスーパーショットで楽々とイーグルを奪った。

 首位とは7打差だが、2日間あれば挽回は不可能ではない。3日目は「早く一緒に回りたい」と話していた池田勇太との同組対決が濃厚。決勝ラウンドで回るのは約1年ぶりとなるライバルの存在も発奮材料にして、「65や64のスコアを出さないと優勝争いには加われない」と自らにハードルを課した。

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2011年8月27日のニュース