順調な滑り出し スエマエにメダル期待も「見すぎると足をすくわれる」

[ 2011年8月10日 08:44 ]

 女子ダブルス北京五輪4位でメダル獲得の期待が懸かる末綱、前田組が初戦を順調に滑り出した。前田は「自分たちのプレーを100パーセント出すことが目標だが、初戦の割にはそれに近かった」と満足そうだった。

 持ち味の守備力を発揮した。相手の強打やドロップショットを拾い続け、第1、2ゲームとも中盤に連続得点して突き放した。シャトルの速度が遅い今大会の特徴に、しっかりと対応した。末綱は「飛ばないシャトルは今回が初めてではない。考えすぎないようにしている」と余裕の表情だった。

 準決勝に勝ち進むまで強敵の中国勢と当たらない組み合わせで、メダルへの期待が膨らむ。しかし前田は「メダルを見すぎると足をすくわれる。一戦一戦、自分たちらしく戦う」と落ち着いている。目の前の試合に集中して一歩ずつ表彰台に迫る姿勢だ。(共同)

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2011年8月10日のニュース