内村、故郷で演技会…体操エースが被災者支援

[ 2011年7月7日 19:58 ]

東日本大震災の被災地支援演技会で募金活動をする体操男子の内村航平選手(右)と沖口誠選手

 体操の日本男子のエース内村航平選手(コナミ)が7日、出身地の長崎県諫早市で長崎県体操協会が主催した東日本大震災の被災者支援の慈善イベントに参加し、演技を披露した。

 故郷での演技は中学生以来という。体操クラブを営む実家から器具を持ち込み、床運動とあん馬をこなした。世界選手権で2連覇中の王者は簡単な技でも、持ち前の美しさで約千人の観客を沸かせ「僕にも何かできることはないかと思っていた。震災後は被災者にも届けたいという意識で演技している。被災地の子どもは前を向き、あきらめないでほしい」とエールを送った。

 内村選手は会場で、ともにコナミのチームメートで世界選手権代表の小林研也、沖口誠両選手と一緒に募金活動でも復興への支援を訴えた。3選手のサイン入りのTシャツやタオルが販売され、収益金の一部は義援金として被災地に送られる。

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2011年7月7日のニュース