悲願達成の平昌「韓国をグレードアップする絶好の機会」

[ 2011年7月7日 11:02 ]

 2018年冬季五輪開催地に決定した韓国北東部の平昌は7日、郡庁舎に横断幕が掲げられるなど祝賀ムードに包まれた。住民らは「韓国をグレードアップする絶好の機会」などと話し、3度目の挑戦での悲願達成に、喜びが冷めやらない様子だった。

 7日付の韓国紙はいずれも平昌の開催地決定を1面で大々的に報道。主要紙が6面まで関連記事で埋め尽くすなど異例の紙面で、国を挙げた喜びを伝えた。

 朝鮮日報は、開催地の発表が行われた南アフリカの国際オリンピック委員会(IOC)総会会場で、関係者と抱き合う李明博大統領の写真を1面の半分ほどを使って掲載。「偉大なる勝利」とたたえた。

 同紙は、平昌が冬季五輪開催地に立候補した当初、各国のIOC委員の多くが「平壌と誤解した」とのエピソードを紹介。努力の積み重ねによって、世界的な上ると伝えた。

 地元の会社員、李弘宰さん(31)は「昨日は興奮して眠れなかった。いまだに実感できないほど」と笑顔。平昌の鄭宗煥副郡守は「完璧に開催できるよう、住民と共に着実な準備を行っていきたい」と抱負を述べた。(共同)

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2011年7月7日のニュース