悲願達成「イエス、平昌」2千人が喜び爆発

[ 2011年7月7日 00:34 ]

 2018年冬季五輪の開催地に決まった韓国北東部の平昌では、スキーのジャンプ競技場に作られた特設会場に集まった約2千人の市民らが喜びを爆発させた。

 会場のステージには大型スクリーンが設置され、国際オリンピック委員会(IOC)総会が開かれた南アフリカでの開催地発表の模様を中継。金滉植首相ら与野党の幹部らも顔をそろえた。「平昌」の名前が読み上げられると、市民たちから「イエス、平昌!」と大きな歓声が上がり、抱き合って涙ぐむ人の姿も。

 平昌は3大会連続の立候補で、韓国にとって開催は「悲願」(政府関係者)。主要メディアが相次いで「優勢」の見方を伝える中、開催への期待は一段と高まっていた。

 会場では歌手の公演が行われたほか、地元特産の牛肉を使った2018杯のクッパ(スープご飯)が無料で振る舞われ、お祭りムード一色に。

 平昌の最大のライバルと目されたドイツ南部ミュンヘン。もともと劣勢が伝わっていたものの、実際に落選が伝わると市庁舎前のマリエン広場に詰めかけた数千人の市民らは「逆転勝利できると思っていたのに」と肩を落とす姿が目立った。

 「第3の候補」だったフランス東部アヌシーでも落胆のため息が広がった。(共同)

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2011年7月7日のニュース